hisanoriblog Written by Hisanori

【手話ゲーム】ナンバーバトル『手話対決、ここに開幕!』

上級者向け 手話ゲーム

・ 色々な手話表現を使うゲームがしたい
・ ドキドキする対戦形式の手話ゲームがしたい
・ 手話上級者でもやりがいのあるゲームを知りたい

これらの疑問や悩みについて答えます。

こんにちは、ヒサノリです。

この記事では、自分の知っている手話知識を駆使するバトルゲームを紹介しています。自分の手話ボギャブラリーを存分に試したい人は特におすすめです!

この記事を書いている僕は、学生時代の手話サークルで手話ゲームを多く企画していました。手話におけるゲーム種類の少なさに違和感を感じていたので、なるべくユニークな手話ゲームを随時紹介しています。詳しいプロフィールはこちらをどうぞ。

手話ゲームの紹介にあたって、以下の内容で解説していきます。

  1. 概要
  2. 個人戦のルール
  3. チーム戦のルール
  4. ポイント

手話ゲーム「ナンバーバトル」

概要

このゲームは『2人1組のペアで手話をし、その指の数に応じて勝敗を決める』という内容です。

手話の知識量が勝敗の鍵なので、手話の上級者は腕がなりますね!

  • 難易度  :★★★★☆
  • ゲーム種目:個人戦・チーム戦 両方可能
  • 対象年齢 :全年齢
  • 手話レベル:中級〜上級
  • 必要なもの:参加者(またはチームごと)のトーナメント表
  • メリット :様々な手話表現の学習と復習、読み取り力の向上
  • 注意   :対戦相手との手話知識量に差があり過ぎると盛り上がりにくい

個人戦のルール

  1. 参加者を2人1ペアになるようにペアを組む
  2. 2人で向かい合う(※テーブルが用意できるならテーブルを挟んで立つ or 座る)
  3. 司会がお題として「両手」または「片手」のどちらかを指定する
  4. 「両手」の場合→全参加者は両手で行える手話表現をしなければならない、「片手」の場合→全参加者は片手で行える手話表現をしなければならない
  5. 20秒の間に全参加者はお題に沿った手話表現を考える
  6. シンキングタイムが終了後、各々片手で手話の「3」を表現する
  7. その後、相手と息を合わせて「3…2…1」と指の数を減らしながらタイミングを合わせ、「1」の次に先ほど自分が考えた手話表現をお互い同時に行う
  8. その際の手話表現における指の数で勝敗が決まる(※勝敗の指数ルールについては下方に別途記載)
  9. 3〜8番を繰り返し何度か行う
  10. 相手に勝った人は勝ち上がった他の人とバトルし、負けた人は負けた他の人とバトルする
  11. 最終的にトーナメントでトップになった人の勝ち

チーム戦のルール

  1. 参加者を複数のチームに分ける
  2. 2チームで1ペアになるようにペアを組む
  3. チームごとに対戦順番を決める
  4. 各チームで1番目の人同士は向かい合う(※テーブルが用意できるならテーブルを挟んで立つ or 座る)
  5. 上記の個人戦ルール(3〜8番)と同じようにバトルを行う
  6. 1番目の人同士が終了したら、次の対戦順番の人同士でバトルをする
  7. 最後の順番の人まで終了したら、勝った人が多かったチームが勝ち上がる
  8. 相手チームに勝ったチーム同士でバトルをし、負けたチームは負けたチーム同士でバトルをする
  9. 最終的にトーナメントでトップになったチームの勝ち

ポイント

このゲームの勝敗条件である「指の数」については、以下のルールで勝ち負けが決まるものとします。

  • 片手:0 < 1 < 2 < 3 < 4 < 5 < 0
  • 両手:0 < 1 < 2 < 3 < 4 < 5 < 6 < 7 < 8 < 9 < 0

「0」は手が「グー」の状態での手話表現で、「1」は指を1本だけ立てている状態での手話表現を表しています。
同じように「2」〜「9」は、それぞれ立てている指の数を表します。

例えばお題が「片手」であれば、1は0に勝てるが2〜5には負けるというルールです。

このルールのもとで手話表現を互いに発表し、その指の数に応じて勝敗が決まるというわけです。

そのため、事前に参加者の手話レベルを確認できるのであれば、レベルが近い相手との対戦に設定するなどもありですね!

また、お題を「片手」や「両手」だけでなく、プラスαとして「挨拶系の手話表現のみ使用可能」や「飲食物の手話表現のみ使用可能」などアレンジを加えるのもOK!

お題の出し方によって難易度を自由に変えられるので、ぜひ色々試してみてください!